知って得する鉄道模型トリビア

鉄道模型におけるサウンドを楽しむ方法

鉄道模型と街並み

鉄道模型の魅力の一つは、何といっても本物さながらの臨場感を体感できるという点にあります。
丹精込めて作り上げたジオラマの上を走らせるだけでも十分に絵になるのですが、より本格的にその魅力を堪能したいのであれば、サウンドは欠かせません。この点、鉄道模型にサウンドを組み込む方法にはいくつかの方法があり、その中でも最も簡単なのは、実際の鉄道が奏でる音声をBGMとして流すというやり方です。

ただし、この方法には、走行中の鉄道模型とサウンドがシンクロしないという大きな問題点があります。この問題点をクリアし、より本格的なサウンドを楽しみたい場合におすすめなのが、DCCと呼ばれるデジタル・コントロール・コマンドを用いる方法です。DCCを鉄道模型に搭載することによって、手元のコントローラーの操作に従ってさまざまな走行音や汽笛などを自由自在に鳴らせるようになりますので、あたかも本物の電車を運転しているかのような臨場感が味わえるというわけです。

このDCCを使用する際の注意点は、車両にスピーカーを組み込み、わざわざ専用のコントローラーを用意しなければならないという点です。そのため、車両に手を入れるのが嫌だという人にはあまり向いていないかもしれません。そのような方に適しているのは、サウンドボックスを使用する方法です。
サウンドボックスであればサウンドは手元のスピーカーから出るので、わざわざ車両を改造する必要はありません。単純な配線と電源を繋ぐだけで、誰でも手軽に本格的なサウンドが楽しめますので、あまり手間暇をかけずに本格的な鉄道のサウンドを堪能したいという方はぜひ一度試してみると良いでしょう。